熱中症予防
ケガ予防
ぶつかったり転んだりして起こる「スポーツ外傷」と繰り返し過度の負荷を身体に与え続けることで起こる「スポーツ障害」の2種類があります。
前者の「スポーツ外傷」については練習時に生徒と生徒の間隔を空けるとか、動きの動線をルール決めする等で対策できるかと思います。一方、「スポーツ障害」は練習後の各自のケアで疲労を除去する等の個々の対策が必要となります。
コンディショニング
子供達のケガ予防を目的として「コンディショニング」の取り組みを行っています。
筋肉の疲労が蓄積して、筋肉が固くなってくると骨を引っ張りつづけ、そのために関節の痛みが生じるそうです。また骨が引っ張られることで関節の位置がずれ他の部分への不調も引き起こす原因となるそうです。
筋肉が固くならないようすること、ずれた関節の位置を元に戻すこと。そのことで姿勢もよくなりケガの予防につながる。体のコンディションを整える。それが「コンディショニング」という技術です。
当団では、令和3年1月より「コンディショニング」に取り組み始めました。
日本コンディショニング協会公認インストラクターの中田幸恵先生より、動画サイトの紹介がありました。このサイトは盛岡市の介護予防についてですが、コンディショニングは共通です。参考にして、ご自宅でのケアを行ってみてください!
盛岡市ホームページ・介護予防
痛いのを我慢して試合をするのではなく、痛くならないようにケアをすることを心がけてください。姿勢がよくなり身体のコンディションが整えば、身体運動のパフォーマンスも向上します。
ワンポイントアドバイス
これまでの取り組みで、中田先生より教わった事柄を箇条書きでまとめてみました。
- セルフチェックで自分の身体の状態を確認する
- 体幹も大事だけど、その土台となる足がもっと大事
- 競技開始から5年ぐらいでトラブルが出てきはじめる
- 「ときどき痛い」がいつのまにか「いつも痛い」に変ってくるので、痛いと思ったらすぐにケアをする
- 痛いところのケアは「さする」こと⇒痛いと感じる関節があれがそれを挟んでいる両側の筋肉をさする(膝なら膝下と太もも)
- 太ももの筋肉が固くなり膝の筋肉を引っ張り、筋肉と骨の接合点がはがれるのがオスグッド病⇒太ももを「さする」ケアをすることで痛みの緩和や早期治癒につながる
- カルシウムの取りすぎは筋肉が固くなりやすくなる
- マグネシウムを摂取し、やわらかい筋肉にする(マグネシウムは豆類に多く含まれている)
- スマートフォン等をいじる子供は肩・首が疲労している(肩・首のリセット)
- 大きな声が出ないのは、深い呼吸ができないということ⇒おなかを細くしながら息を吐く練習をする
- 身体の状態をモニタリングして、どこに問題があるかを把握することが大事